ボールの死を悲しみ続けるココ

2013年11月08日 , コメント 1件 , ココと子猫
最愛の子猫を失ったココですが、その後もずっと悲しみをひきずっていました。ボールの死から3日後、パターソン博士と子猫について話をしたときのことです。
パターソン: 子猫について話をする?
ココ: 泣く (CRY)
パターソン: あなたの子猫に何があったの?
ココ: 眠る 猫 (SLEEP CAT)

その後もボールに似た猫の写真を見ると思い出し、写真を指差してこう言っていました。
ココ: 泣く、悲しい、泣き顔 (CRY, SAD, FROWN)

さらにボールの死から3ヵ月後、パターソン博士との会話です。
パターソン: ボールを失ったときどう感じた?
ココ: 求める(WANT)
パターソン: 彼を失ったときどう感じたの?
ココ: 開く 不幸 訪れる 哀れ (OPEN TROUBLE VISIT SORRY)
パターソン: 彼が死んだとき、ボールが死んだときを思い出して。どう感じたの?
ココ: 赤い 赤い 赤い 悪い 哀れ ココ-愛する 良い (RED RED RED BAD SORRY KOKO-LOVE GOOD)

「赤い (RED)」はココがときどき表現する、強い怒りの感情を色で表した言葉です。何度も問い詰めるように聞いてかわいそうな気もしますが、これも研究のためなのかもしれません…。

ちなみに、最後の返事はボールの悪い死に対して怒り、哀れに感じ、ココは良いボールを愛していたんだ、と解釈できそうです。しかし、「ココ-愛する (KOKO-LOVE)」は「あなたは誰?」と聞かれて答えるココ自身のことでもあるようです。そうすると、何度も繰り返される悪い哀れな質問に対して怒り、ココは良い子なんだ!(だからやめてくれ)という意味かもしれませんね…。

さらにボールの死から5年も経っても、ココとボールが写っている写真アルバムを見つけてこう言いました。
ココ: それ 悪い 泣き顔 哀れ [感情的になって] 見たくない (THAT BAD FROWN SORRY [emphatic] UNATTENTION)

余談ですが、動物は子供の死をすぐに忘れてしまうと一般的には言われています。しかし、パターソン博士は「ヒヒのお母さんは殺された赤ちゃんのそばにしばらくたたずむものの、すぐに忘れて日常の生活に戻る」という例を挙げ、こう反論しています。
そのような場合、人間のお母さんも日常の生活を続ける。仕事場に戻り、他の子供達のめんどうを見て、以前のような日々の活動に戻る。彼女の深い悲しみは、必ずしも無頓着な傍観者には明白ではない。ヒヒのお母さんは我々とコミュニケーションを取ることができない (または取らない) ので、赤ちゃんの死に対する内面的な感情は、彼女にとってはどうでもいいことだと (人々は) 思いこんでいる。

そして、ココの例を挙げてこう言っています。
我々はヒヒの感情面での生活についてなんら主張することはできない一方で、ココが養子オール・ボールを失ったことを、死後何年も経っても、嘆き悲しみ続けたという考慮すべき証拠を持っている。

出典:
The Case for the Personhood of Gorillas
Koko.Org / Koko's World / Sign Language / Unattention
カテゴリ: ココと子猫
この記事へのコメント
  1. お名前: ななしのゴリラさん 投稿日:2017年08月21日 03:50
  2. 動物も深い思考を持ってるだねえ
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