ココ以外にも子猫を飼った悲劇のゴリラ

2013年11月09日 , コメント 0件 , ココと子猫
ココが子猫を死なせてしまうのではないかと心配されたのには、理由があります。

実は、ココ以前にも子猫を飼っていたゴリラがいました。1931年生まれのメスのゴリラ、トト(Toto)です。トトの父親は剥製にするためにハンターに殺され、母親はついでの遊びでガイドに殺されました。残された赤ちゃんだったトトはハンターが持ち帰り、ハンターの奥さんに育てられました。トトは大きくなると、育てにくくなったという理由でサーカスに売られてしまい、その後1968年に死亡しました。

このトトは、4歳のときにプリンシペ(Principe)と呼ばれる子猫を飼い、ココと同じように可愛がり、どこにでも一緒に連れて行きました。プリンシペが大きくなっても、常に一緒の相棒でした。当時のプリンシペを抱くトトの写真も残っています。

しかしある日、サーカスで檻に入れられての移動中、貨物列車が衝突し、檻ごと9メートルも跳ね飛ばされてしまいます。トトは無事でしたが、プリンシペの上に倒れ込んでしまったので、プリンシペはつぶされて死んでしまいました。

当時の新聞には「胸を叩いて、怒りではなく、悲嘆に暮れた」とありますが、胸を叩いたというのは、当時のステレオタイプなゴリラ像から来ているので信用できません。しかし、悲嘆に暮れたというのは想像に難くありません。新聞にはさらっと書いていますが、ココの例を見ても、深い深い悲しみだったのだと思います。

当時の世相もありますが、いたずらに両親を殺されたり、育てられないからとサーカスに売り飛ばされたり、大切な相棒を失ったりと、ココとは違って悲劇に満ちた人生を送ったトトです。

出典:
Toto (gorilla) - Wikipedia
The Miami News - Nov 21, 1941
An Unnatural History
ゴリラのドラミングは何のための動作?



カテゴリ: ココと子猫
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