ゴリラが受ける「いろんな色」への印象

今週のブログテーマ】今回のテーマ:【「いろんな色」】

色は人の心理に影響を与えます。いわゆる赤系の暖色、青系の寒色。本当に色に温度があるわけではありませんが、人の心理に作用して寒暖を感じます。色は様々な印象を与え、例えば白なら純粋、赤なら情熱、青は冷静…などなど、全ての色から直接的には無関係の感情や事物を連想させます。

いろんな色に印象を持つのは人間だけか…と言えばそうでもないようで、少なくともゴリラは同様に、色から様々な印象を受けているようです。
彼女(ココ)は色が感情的な重要性を持つことを理解している。怒っている時、彼女は時々自分自身を「赤い 腐った 頭がおかしい (red rotten mad)」と説明する。

パターソン博士によると、これは「ゴリラたちの比喩を用いる能力 (metaphoric capacity)」があることの証拠だそうです。そして発達心理学者のハワード・ガードナーが考案したテストを行ったところ、ココは次のような答えを出しました。
  • 暗い の反対は 明るい
  • 赤 の反対は 青
  • 赤 は 暖かい
  • 茶色 の反対は ブルーグレー
  • 茶色 は 硬い
  • バイオレットブルー の反対は イエローオレンジ
  • バイオレットブルー は 悲しい
  • レモンイエロー の反対は スプリンググリーン
  • レモンイエロー は 声が大きい、声が高い
ココは、答えを指差すだけではなく、「どの色が幸せ?」と聞かれて「オレンジ それ いいね (orange that fine)」と手話で答えたりもしたそうです。

結果は、ガードナーによる判定と、同じテストを行ったプロジェクトの3人の助手の判定で、90%の答えが比喩として合致しました。ちなみにガードナーの調査では、就学前の児童で57%、7歳で82%の合致率だそうです。

ゴリラと人間の色に対して受ける印象が、こんなに一致するなんて不思議ですね。ひょっとすると、私たちのいろんな色に対してのイメージは、大昔の共通のご先祖様だった猿から受け継いだのかもしれませんね。

出典:
The Case for the Personhood of Gorillas
※「metaphoric capacity」は発達心理学上の何かの用語なのかもしれませんが、適当な訳語が分かりませんでした。ご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。

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