ゴリラもひとり言を見られると恥ずかしい

ココは子供の頃、寝床を作りながら毛布を触って「やわらかい (Soft.)」と言い、大きな目のカエルの写真を見ながら「目 (Eye.)」と手話をしていたのだそうです。そういった行為は、寝る前の大事な考えごとの習慣だったのだとか (ツイッターにアップされた写真が見られます)。

しかし、ひとり言は見られると恥ずかしいもの。ココも一人でしゃべりながら遊んでいるところを目撃され、ばつの悪い思いをしていました。

1977年12月、6歳のココがピンクと青のゴリラの人形で一人遊びをしていたときのこと。よくは分かりませんが、ココの頭の中で2匹のゴリラのストーリーができていたようです。

ココ: (ピンクのゴリラを見ながら) 悪い子 悪い子 (Bad Bad.)
ココ: (青のゴリラに対して) キス (Kiss.)
ココ: 追いかけっこ くすぐりっこ (Chase tickle.)

追いかけっこもくすぐりっこもココの好きな遊びです。そして、二つの人形をぶつけ合い、ココも参加してじゃれ合いを始めました。しばらくしてココはじゃれ合いをやめ、

ココ: いい ゴリラ。いい子 いい子 (Good gorilla. Good good.)

と手話をしましたが、こっそり人が観察していたことに気づき、ぶっきらぼうに人形を投げ出して遊びをやめたそうです。

ちなみに、ひとり言はチンパンジーもするようです。

キーボードで会話するチンパンジーのカンジも、昼寝の時間や一人の静かな時間にひとり言をしているそうです。そして、やはり人に見られるとキーボードを持って遠くに行ってしまうのだとか。気になる内容ですが、自分のボールや好きな食べ物、行きたい場所、くすぐりっこ、追いかけっこ、つかみっこ、噛みっこなどについて話しているそうです。

そして、ココのように手話で会話をするチンパンジーのワショーは、監視カメラにひとり言をする姿がとらえられていました。夜中にこっそり食べ物を盗もうと冷蔵庫に近づく際、「ワショー 静かに、ワショー 静かに (Quiet Washoe, quiet Washoe)」と手話しながら歩く姿が映っていたそうです。

私も誰も見ないひとり言のようなブログをやっていますが、知り合いに見つかったら恥ずかしくてやめてしまうと思います。
Gorilla Journal Vol.24 No.2
スー・サベージ・ランボー著 加地永都子訳 「言葉を持った天才ザル カンジ」
ロバート・サポルスキーの授業
National Geographic Vol.154 No.4 より

この記事へのコメント
まだコメントはありません。
コメントを書く
お名前:

コメント:

ご案内
最近の記事
最近のコメント
カテゴリ
タグクラウド
過去ログ

ブログランキング・にほんブログ村へ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。